LINEN CROSS BLACK i

國久真有 / 國久真有

キャンバスにアクリル絵の具   2023年 

43 cm × 43cm

國久真有がキャンバスに描く弧を描く線、重ね合わされた色彩を眺めていると、不思議と爽やかな高揚感と穏やかな気持ちに誘われます。

國久は「WIT-WIT」シリーズという独自の技法で絵画と向き合い、制作をしています。それは 人体を軸にし腕のストロークと遠心力を利用し描く手法。四角いキャンバスに描く平面絵画。

「本当に純粋絵画を描きたい、素直な絵を描きたいというのが一番にあって。」という國久。


まさに"今を生きる証"として繋ぐような線は、作品と作家の心の波動が呼応するような精神性と躍動感に溢れています。


作家について

1983年　大阪府東大阪市生まれ
大阪市立工芸高校（現府立）からロンドン芸術大セントラル・セント・マーチンズ校を経て神戸芸術工科大学大学院芸術工学研究科博士後期課程満期修了。

現在兵庫県在住。 国内外での個展、グループ展に多数参加。
2019年「第22回岡本太郎現代芸術賞」特別賞

2022年「咲くやこの花賞（美術部門）」受賞など。