コレクション: Yuasa Katsutoshi / 湯浅 克俊

木版画

作品について

湯浅克俊の作品は、江戸時代に広がりをみせた浮世絵に始まる「木版画」の伝統技法を用いています。古くは分業で制作されていた「作画、彫り、摺り」この全行程を作家自身で行っています。作画には、自らが撮影したデジタル写真を用い、それを手で彫刻刀を用いて彫り、バレンを使って手で摺り、作品へと昇華させていきます。

 

作家について

東京都生まれ.

1978年 武蔵野美術大学 造形学部油絵学科(版画コース)卒業

1979   ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン、英国)

1980年 修士課程版画科修了

イギリス、ドイツ、中国等、海外でも数々の個展を開催し、世界のアートフェアなどにも多数出品。

近年では、名古屋市美術館、横浜美術館で開催された「モネ それからの100年」展、2022年には

スイスのFranz Gertsch美術館での大個展、そして今年、金沢21世紀美術館での展示など、彼の卓越した

技術と摺りの美しさに魅了される人は木版画愛好家のみではなく、世界に大きな広がりをみせています。