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Interface vol.8

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佐藤静恵 / Shizue Sato

ガラス  2021年

60 × 49 × 27.5cm


作品について / 作家の言葉

造形思考

 私は、ガラスと自分との関わりを界面・皮膜のイメージとして作品に提案します。 それは素材における身体性の表れであり、社会によって分断された個人の全体性を思い出させ、取り戻すためのメディテーションのプロセスである。

における身体 性とは、主観的主観を使って造形することではなく、人間としての素材の中で育んできた素材との関係性を指す。

 私が長くガラスに近いできたにも拘わらず、その存在に関して今現在を感じているのは、この点が欠落している故だと思います。結果、私がガラスに対して感じていたり、図もなくとも膜(幕)状態のものになって表れるようになった。

手作業 によって紡がれたは創造や生命のメタファーであり、遠く過去から継承された文化を継続的に確立し、時に人間の皮膚と同類項で語られてきた。受け継がれる。

 現在の「私」という形を成すものは全て、様々に紡がれ継承された膜によって構成されている。がございます。

内 と外、身体と外界を分かつ膜は同時に2つの領域を繋ぐメディアでもある。ガラスを紡ぐプロセスが深い思考は、自分の存在が一部であり全体であることを思い出させてくれる。得られるのは清廉で、どこまで水平な、統合された命のイメージである。

 

作家について

埼玉県出身

大学卒業後、中学校美術教師などを経て大学院に進学しにオーストラリア留学。 滞在中、日本と西洋におけるガラス造形の違いに興味を持ったことをきっかけに、現代工芸の研究を行う。

2006年 多摩美術大学工芸学科 ガラス専攻卒業 2013年 シドニー大学シドニーカレッジオブアート スタジオアートコース留学 2015年 筑波大学大学院人間総合科学研究科博士
前期芸術専攻専攻修了 2021年 金沢卯辰山工芸工房 ガラス工房参加者
研修
修了
〜現在市内工房にて制作活動を続けています

 

 

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