コレクション: Michael Kenna / マイケル・ケンナ

風景写真

モノクローム風景写真の巨匠マイケル・ケンナ氏が撮影した限定「和紙花」写真をご紹介します。
今作品は和紙繊維作家 石渡真紀氏※の「和紙花」作品をケンナ氏が撮影し、手漉き和紙にデジタルプリント(インクジェット)した限定4作のモノクローム写真作品です。

作家について

1953年イギリス・ランカシャー生まれ。ロンドン芸術学校を卒業後渡米、米西海岸に拠点を移す。現在シアトル在住。世界を旅しながら風景写真家として活躍しています。

※石渡真紀
千年の寿命を持つ和紙のルーツを守りながら、その繊細で強靭な命の糸を紡ぎ出し、
唯一無二の「形」を追い求める和紙繊維作家として芸術的な「和紙花」を創造しています。

モノクロームの静寂な世界観を捉えたマイケル・ケンナ氏の写真撮影に同行した作家石渡真紀さんはその時の経験について語っています。

[それらは2020年2月、北海道富良野市の深雪に包まれた静寂の中で生まれました。深々とした静謐の中で、その時の天候と出会うロケーションなどは、ただただ流れに身を任せ、細かいプランをたてずに...眩しい白雪の上や古い小屋、石碑の上に和紙花をおき撮影するケンナ氏。彼の動きひとつひとつには、長年の経験が染み込んでおり、撮影するその後ろ姿には深く心を打たれました。
北海道の雪景色に刻まれたあの日の和紙花が手漉き和紙にデジタルプリントされました。」