ボウル 01

虫穴・欠けなど朽ちかけの木を使い、その木の生き様を表現したオブジェとしてのボウル。

佐藤辰徳 / Sato Tatsunori

素材 クワ・オイル仕上げ

直径20cm ×高さ13cm

作品制作について

山形でオイル仕上げや拭き漆のうつわや花器などを制作しています。木の持つ表情を大切にしながら、じっくりと経年変化を安定して作品づくりを目指しています。

自然をつくる豊かな木の表情を生かすこと。

そして、道具として暮らしに寄り添うこと。

そのバランスが自分にとっての制作のテーマです。

 木を使って制作していると、様々な個性を持っていると感じます。

同じ樹種でも、育った環境や部位によって、味や木目、硬さなどが色々てきます。

木は元々は森の中で生物だった翻訳個性的、その生きてきた時間材として残っているのです。

これが木の魅力だと思って、節や割れなども途中で、その表情を大切にして制作しています。

作家について

1987年 福島県会若津松市生まれ

2014年 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業

2014 仏壇製作に携わる（〜2018）

現在山形の蔵王にある工房SATO WOOD STUDIOにて制作している。