BLACK STROKE VI

國久 真有 / Mayu Kunihisa

絵画　2024年

キャンバス、アクリル絵の具

90 × 204 cm

BLACK STROKE series

1つのストロークは、直径180～90cm。長辺は190cm以上、短辺は70cm以上です。作家は様々なサイズ展開から現れる画面の表情に注目しています。2024年春、ドローイングやスケッチの為にベトナムのサパに滞在した。その地で見たライス畑の曲線や全てが霧モヤに囲まれた色彩、真夏の様な色彩、そして、9年ぶりの香港で見たスモーキーなビル群と、とても美しかった薄グレーなグラデーションが影響していると感じている。

「息をしているように描く」。國久真有は自然の中に身を置き、五感を研ぎ澄まし、体現したその全てが作品に昇華されます。その線は伸びやかな弧を描き、湧き上がる様キャンバスを舞台に踊る線と色は作家の心の波動が呼応する精神性と躍動感に溢れています。軸に腕のストロークと遠心力を利用して描く手法、四角いキャンバスに表現する平面絵画です「証」として繋ぐような線は、作品と作家の心の波動が呼応するような精神性と躍動感動に溢れています。

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作家について
1983年 大阪府東大阪市生まれ
大阪市立工芸高校（現府立）からロンドン芸術大セントラル・セント・マーチンズ校を経て神戸芸術工科大学大学院芸術工学研究科博士後期満期修了。
第22回岡本太郎現代芸術賞」特別賞
2022年「咲くやこの花賞（美術部門）」受賞など。