矢萩誉大 個展 - イマジナティブ オブジェクツ

矢萩誉大 個展 - イマジナティブ オブジェクツ

2024年 6月14日(金) ~ 6 月30日(日)
11:00 ~ 20:00, 最終日 ~ 18:00

工房の前から見渡す景色、田植えが終わり水が入った田んぼが広がる。午後の日差し、穏やかな風に水面がひだを描いて波打ち、美しかった。

矢萩誉大さんの工房を訪れたのは個展の10日前、ぎりぎりまで作陶、焼成で忙しい中、まさにお邪魔しますとうかがった。雪景色から4年ぶり。山の木々、緑が深く、生命力に溢れ、ただただ眩しかった。

磁器作家矢萩誉大さんは物静かだけれど、語ると熱い、ストイック。 

その手から生まれる磁土の形、質感、色彩、ニュアンス。山形村山の雄大な四季折々の自然の中に、静かに流れる時を投影するような白磁、黒化粧、銀彩を施した矢萩さんならではの作品が並びます。いつものロクロではなく、手捻り(玉づくり)で成形したオブジェのような物たちも展示します。欠けも、裂け目、歪みも全てが必然で自然。いずれも表情豊かで惹かれます。

SMPオリジナルの家具を展示したギャラリー空間にてぜひご覧ください。

■矢萩 誉大/Takahiro Yahagi 陶芸家/Ceramicist

1986年 山形県生まれ。高校時代に授業で陶芸を学び、県内の窯元で体験するなどして興味を持ったことがきっかけとなり、2005年東北芸術工科大学入学。専門的に陶芸を学び、2011年大学院 修了。 2014年12月アトリエ「245 STUDIO」を設け、主に食器や花器として使う磁器を制作、

発表している。近年はロクロ成形にとどまらず、手捻りや、様々な技術を駆使して磁土の素材と向き合い、アートオブジェのような作品も制作している。


[作家在廊予定]
6月15日(土)  14: 00 - 18:00
6月16日(日)  13: 00 - 18:00
* 変更・追加は随時SNSにてご案内いたします。

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