森の印象

平野 健太郎 / Kentaro Hirano

水彩画　2023

30 x 40 cm

水彩絵の具、紙

額装：　44.5 X 56.5 cm

作家からのメッセージ

描きたいという衝動と、それを誘発したイメージを同時に感じながら最初の筆を走らせる。一筆目のタッチと色が次の筆に繋がり、その筆跡がまた次に繋がる。そうやって感情やイメージの間を行き来しながら、衝動が収まるまで描き続け、突然、終わりがやって来る。そうやって生まれた作品の中の一つです。

作家について

1972　福岡県北九州市生まれ
2003　武蔵野美術大学造形学部日本画科卒業

国内外で、個展、グループ展を開催。 シアトルアートフエア2023年にgallery  YUKI-SIS（東京茅場町）ブースにて展示した日本画作品がフェアで見るべき10作品として選出され高い評価を得た。

今サイトで紹介するのは日本画家平野氏の水彩画作品。キャンバスに漂う空気感、透明感が美しい。従来、日本画家として岩絵の具など日本画の画材を用いて、いわば研ぎ出しや削り出しと言われる技法に近い特別な技法により作品を制作している。色を変え何層にも重ねた絵の具で層を作り、それを水で溶かして下の色を出す事によって絵を描いている。近くで見ると表面の凹凸がレリーフの様に見て取れる。その研ぎ出し技法と重なるように赴くままに重ねた色調が際立つ水彩画作品。